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中華シフター DL-M308 分解編

中華シフター DL-M308 のレビュー記事で、性能の良し悪し以前にインジケーターが無意味なことを書いた。
シフトポジションにインジケーターの表示が全く追従しないのだ。

そうなるとやはり分解しかない!

s230517_01.jpg
開いてみた。

s230517_03.gif
右の本体側の動作をGIFアニメにしてみた。
画像をクリックするとアニメーションする。

1枚目の写真で「A」で示した個所が扇形を描いて動く。
これは、円形の胴に巻くシマノのSL-M310(分解記事)よりケーブルに無理がかからない、良い構造と言える。
このAの長孔に、左のインジケーター部分のピン「B」が引っ掛かって表示窓の針が連動する。

s230517_02.jpg
分かりやすいように(かどうかわからないが)、表示窓と針の途中部分を透視した図。
メーカーの意図としては、BのピンがAに引っ張られて動くと、Cを介してDの針が平行に動くはず。

s230517_04.jpg
本体側とインジケーター部を重ねると、こんな感じ。
Aが円弧状に動くとBは紫で示した溝に沿って直線移動する。

で、実際の動作はというと、

このように、Bの部分を動かす指の動作とDの針は一致しない。
ていうか、一瞬逆方向に動くことが分かる。

なお、手袋にペットの毛が付いて見苦しい点はご容赦いただきたい。

まあ当たり前といえばそれまでだが、B~Dの長さに対してBの部分の幅が狭いから踏ん張りが全く効かない。
針が常にAに対して垂直になって初めてAとDが連動するのである。

そこいくとシマノのSL-M310のインジケーターは針の中央に支点があって、振り子運動するからずれない。
ここはシマノの勝ち。

この構造だとそう簡単に(まともに動作するように)手直しはできない。(手が思いつかない)
円弧運動対直線運動なので、AとBを直付けするわけにも行かない。

むしろインジケーター部品を外して、代わりに目盛り付の透明樹脂カバーを被せて、Aをじかに読めば良い?
樹脂カバーは平板では隙間が空くから、それはそれで作るのが難しいと思うけど。

………

このシフターをまた採り上げたのは、6号車のブルホーンに取り付けられないかと思っているから。
(7号車にも別の目的で使う可能性はある)

つまり、
s230517_05.jpg
普通に付けるとこのような「エビホーン」になるが、
シフトレバーを外して180°回して付け直せたら、ちょっといい感じになりそうだと考えたのだ。

そのためには、上記のインジケーター改良と、シフトレバー脱着用のトルクスレンチ入手が必要になる。
それを実際にやるかどうか決めるために、シフターを反転したらどうなるか検証してみた。

s230517_06.jpg
こうなる。
レバーが180°回った状態は、心の目で見て欲しい。

結果、エビホーンは解消されるが、本体とアジャスターが握る部分をかなり圧迫することが判明。
普段のポジションだとアジャスターごと握り込む位置になってしまう。

うん。
6号車はダメでも7号車には使えるかもしれないね。

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プロフィール

potaiko

Author:potaiko
関西在住のミニベロ=ちっちゃい自転車乗りです。
ポタリング/サイクリングの話題と自転車いじり(いわゆるカスタム)の話題が中心。
現在の愛車は5号車(こちら)、6号車(こちら)と7号車(こちら)の3台!

過去には、持ってるけど現在不稼働の1号車(こちら)、譲渡済みの2号車と3号車(こちら)、譲渡済みだがもうすぐ帰ってきそうな4号車(こちら)が存在している。

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