中華シフター DL-M308 分解編
- 2023/05/17
- 23:36
中華シフター DL-M308 のレビュー記事で、性能の良し悪し以前にインジケーターが無意味なことを書いた。
シフトポジションにインジケーターの表示が全く追従しないのだ。
そうなるとやはり分解しかない!

開いてみた。

右の本体側の動作をGIFアニメにしてみた。
画像をクリックするとアニメーションする。
1枚目の写真で「A」で示した個所が扇形を描いて動く。
これは、円形の胴に巻くシマノのSL-M310(分解記事)よりケーブルに無理がかからない、良い構造と言える。
このAの長孔に、左のインジケーター部分のピン「B」が引っ掛かって表示窓の針が連動する。

分かりやすいように(かどうかわからないが)、表示窓と針の途中部分を透視した図。
メーカーの意図としては、BのピンがAに引っ張られて動くと、Cを介してDの針が平行に動くはず。

本体側とインジケーター部を重ねると、こんな感じ。
Aが円弧状に動くとBは紫で示した溝に沿って直線移動する。
で、実際の動作はというと、
このように、Bの部分を動かす指の動作とDの針は一致しない。
ていうか、一瞬逆方向に動くことが分かる。
なお、手袋にペットの毛が付いて見苦しい点はご容赦いただきたい。
まあ当たり前といえばそれまでだが、B~Dの長さに対してBの部分の幅が狭いから踏ん張りが全く効かない。
針が常にAに対して垂直になって初めてAとDが連動するのである。
そこいくとシマノのSL-M310のインジケーターは針の中央に支点があって、振り子運動するからずれない。
ここはシマノの勝ち。
この構造だとそう簡単に(まともに動作するように)手直しはできない。(手が思いつかない)
円弧運動対直線運動なので、AとBを直付けするわけにも行かない。
むしろインジケーター部品を外して、代わりに目盛り付の透明樹脂カバーを被せて、Aをじかに読めば良い?
樹脂カバーは平板では隙間が空くから、それはそれで作るのが難しいと思うけど。
………
このシフターをまた採り上げたのは、6号車のブルホーンに取り付けられないかと思っているから。
(7号車にも別の目的で使う可能性はある)
つまり、

普通に付けるとこのような「エビホーン」になるが、
シフトレバーを外して180°回して付け直せたら、ちょっといい感じになりそうだと考えたのだ。
そのためには、上記のインジケーター改良と、シフトレバー脱着用のトルクスレンチ入手が必要になる。
それを実際にやるかどうか決めるために、シフターを反転したらどうなるか検証してみた。

こうなる。
レバーが180°回った状態は、心の目で見て欲しい。
結果、エビホーンは解消されるが、本体とアジャスターが握る部分をかなり圧迫することが判明。
普段のポジションだとアジャスターごと握り込む位置になってしまう。
うん。
6号車はダメでも7号車には使えるかもしれないね。
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シフトポジションにインジケーターの表示が全く追従しないのだ。
そうなるとやはり分解しかない!

開いてみた。

右の本体側の動作をGIFアニメにしてみた。
画像をクリックするとアニメーションする。
1枚目の写真で「A」で示した個所が扇形を描いて動く。
これは、円形の胴に巻くシマノのSL-M310(分解記事)よりケーブルに無理がかからない、良い構造と言える。
このAの長孔に、左のインジケーター部分のピン「B」が引っ掛かって表示窓の針が連動する。

分かりやすいように(かどうかわからないが)、表示窓と針の途中部分を透視した図。
メーカーの意図としては、BのピンがAに引っ張られて動くと、Cを介してDの針が平行に動くはず。

本体側とインジケーター部を重ねると、こんな感じ。
Aが円弧状に動くとBは紫で示した溝に沿って直線移動する。
で、実際の動作はというと、
このように、Bの部分を動かす指の動作とDの針は一致しない。
ていうか、一瞬逆方向に動くことが分かる。
なお、手袋にペットの毛が付いて見苦しい点はご容赦いただきたい。
まあ当たり前といえばそれまでだが、B~Dの長さに対してBの部分の幅が狭いから踏ん張りが全く効かない。
針が常にAに対して垂直になって初めてAとDが連動するのである。
そこいくとシマノのSL-M310のインジケーターは針の中央に支点があって、振り子運動するからずれない。
ここはシマノの勝ち。
この構造だとそう簡単に(まともに動作するように)手直しはできない。(手が思いつかない)
円弧運動対直線運動なので、AとBを直付けするわけにも行かない。
むしろインジケーター部品を外して、代わりに目盛り付の透明樹脂カバーを被せて、Aをじかに読めば良い?
樹脂カバーは平板では隙間が空くから、それはそれで作るのが難しいと思うけど。
………
このシフターをまた採り上げたのは、6号車のブルホーンに取り付けられないかと思っているから。
(7号車にも別の目的で使う可能性はある)
つまり、

普通に付けるとこのような「エビホーン」になるが、
シフトレバーを外して180°回して付け直せたら、ちょっといい感じになりそうだと考えたのだ。
そのためには、上記のインジケーター改良と、シフトレバー脱着用のトルクスレンチ入手が必要になる。
それを実際にやるかどうか決めるために、シフターを反転したらどうなるか検証してみた。

こうなる。
レバーが180°回った状態は、心の目で見て欲しい。
結果、エビホーンは解消されるが、本体とアジャスターが握る部分をかなり圧迫することが判明。
普段のポジションだとアジャスターごと握り込む位置になってしまう。
うん。
6号車はダメでも7号車には使えるかもしれないね。
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