猪ノ子峠と大円下所多尊磨崖仏ポタ【本編】
- 2023/05/28
- 20:36
【序章】に続き【本編】。
「猪ノ子峠(猪子峠)」を経て「大円下所多尊磨崖仏」を訪ねる。
【猪ノ子峠】
お昼ご飯を済ませ、

田尻川を後に登坂開始。
看板には「この先幅員減少 大型車通行不可」の文字。

あれに見えるは

私の好きな桐の花。
写真は省略するけど、行く先々でセンダンも今が満開。

上って行くと「くりのみ園」(知的障害者通所授産施設)があって、

ここから峠区間(と、勝手に呼ばせていただく)開始。

パセラコンパクト(20×1.5)には程よいダート。
早速クルマが追い抜いて行った。
ちなみに、この区間で出会ったのはこの車ともう1台だけだった。

遠くにいい感じの集落が見える。
そしてその上には切り通しがある。
おおー、あれも越えてみたい!
と思って帰ってから調べたら「坂井峠」。
攻略済みだった。ホッとした。(嫌なんかい!)

「くりのみ園」が近くにあるだけに栗の樹もところどころに見られ、今がちょうど花の季節。

こっ、これは!
イノシシの糞と思われますっ!
この道はイノシシさんが普通に出てこられる模様。

いー雰囲気。
路面もそんなに厳しくない。

左に分岐。

振り返ると美味しそうな坂が。
Googleマップによると「摂津・田尻御所跡」がある方向。
まー、今日は堪忍しとったろか。

おもしろ可愛かったのがこの道祖神的な何か。
金属板に溶接ビードで「→」・「猪ノ子峠」と書かれている。
これぐらい自分で溶接できるといいなー、と関係ない所に感心したり。
と、これを書くために【序章】でご紹介した参考記事を読み返して気付いたのが、写真が随分被っていること。
全く意識したわけでも真似たわけでもないのでそのまま載せるが、ご容赦いただきたい。

猪ノ子峠征服の証拠写真。

緩やかな下りを楽しんで、

更に楽しんで、

ここで一旦終了。(一旦?)

道幅も広く舗装も綺麗な道を楽しく下り始めた目の隅に、看板発見。

戻ってみると、

「安徳天皇御霊蹟伝説地(来見山御陵墓)」。(クリックで拡大)
せっかくなので自転車を置いて、

さっきイノシシの糞を見かけたので念のため鈴を装着して、

良い感じの小道を歩くこと3分。

到着!
何かのアイテムが手に入りそうな雰囲気。

手前の墓標のようなものも御陵墓中央の石塔も真新しく、かつての姿は分からない。
神道のはずなので柏手でお参り。
自転車に戻りながら、「お墓の柏手は音立てたらダメだったっけ?」と独り言。

そこから少し下がると、道が直角に曲がり、

本日いちばんの荒れた路面。

それもすぐ終わって「アートレイクゴルフ倶楽部」の入口前を通過。

北摂サイクリストにはお馴染みの「野間の大けやき」
でトイレ休憩。
【野間峠へ】

平坦なエリアに別れを告げて野間峠に向かう。

気温は23℃。
ネルシャツの上に念のため羽織って出たベストは出発15分後にバッグの中の荷物になったが、
そもそももうネルのシャツで走る気候じゃないと痛感した。
その温度表示のすぐ下にあったのが、

「野間中石房 阿弥陀・六地蔵摩崖仏」。
ここを上るのは初めてじゃないが、今回初めて存在に気付いた。

なかなかいい感じの摩崖仏。
大円下所多尊磨崖仏を訪問する前の余禄になった。

説明板。(クリックで拡大)
ちょっと得した気分で登坂再開。

もうアザミが咲いている。

「大原天文台」?
帰ったら調べてみよう、と思いながらまだ調べていない。

途中にあった鳥居。これも今回初めて気付いた。
扁額には「奥ノ院妙見大菩薩」。
ここに神社があるのではなく、能勢妙見の奥ノ院入口を示すもののようだ。

今日はこの坂が少し厳しく感じられる。
途中の休憩の取り方が不味かったのか、補水を怠ったせいか。
筋力低下からは目を逸らすスタイル。

ようやく本瀧寺入口到着。
ここからS字カーブを2組やっつけると頂上の能勢隧道。
もうひと頑張りだ。

1組目。

2組目。

野間隧道到着。
今日一番しんどい峠が片付いたと思うと、トンネルが輝いて見える。
【大円下所多尊磨崖仏へ】

一気に下って「南ノ谷」バス停を左へ入った所。
前回通った道とは違うコースを採った。
あと少しで前回と同じ府道109号に合流、

というところで、あれは何だ?

場所が場所だけに、あれも摩崖仏では?
行ってみた。

何も彫られているようには見えないし、看板もなく花も供えられていない。
これはきっと… そう!「すとーん?」て呼んだら「へんじ」するあれやね。(ちゃう)
ここまで来ればもう多尊磨崖仏は目と鼻の先。

すぐ近くに見つけた「大円釈迦堂阿弥陀如来三尊笠塔婆」にも寄っておこう。

写真で見るといい雰囲気だが、結構勾配はきつい。
脚が上がり気味なのも手伝って、どちらかというと苦行。
でも負けずに上り切った。

ら、「大円釈迦堂 →」の立札。

その方向は草むら。(一応道)
今日は気温も高いし、虫とかヘビとか虫とか虫とか嫌なので、パス。

その裏手を確認したが、楽に行けそうな道もない。
元々の目的地じゃないし、今日は堪忍(略)。
ちなみに、帰ってから地図を確認したら、もう1本東側にきれいな道で行けるコースがあった模様。
下って、

今回3回目となるこの三差路を左へ。

先に2回見逃した際の視点で大円下所多尊磨崖仏を見ると、この状況。
意識して見ないと見逃すレベルでしょ。(自己弁護)

自転車を置いて、

大円下所多尊磨崖仏♪
立派。
やっぱり実物を見るといいね。

説明板。(クリックで拡大)
【帰路】

前回(2週間前)までチェリオの自販機にスポドリは無かったが、今回急に、どこのチェリオにも「セーフガード」が復活。
この自販機は110円だったが、企業努力で未だ100円の自販機を見つけて2回購入した。
10円をケチるのではなく、企業努力を応援するのだ。(結果としてケチる訳だが)
帰り道にもアジサイで有名な寺「久安寺」がある。
頼光寺の様子を偵察したんだから立ち寄るのが筋だが、ここに来るまで向かい風が強く思いの外疲れたので、

久安寺はパスしてその前を左に下り、余野街道のお地蔵さまと庚申さん。
ここもプチだが未踏コース制覇。

余野街道の説明板。(クリックで拡大)

ようやく出発地点近くまで帰ってきて、河川敷に座って

ジャングルマン(陸上自衛隊)でドーピング。
足の攣りと筋肉疲労が少し和らぎ、頭の方も少しだけスッキリした。
これでおウチまでは大丈夫だ。
本日のルート(全行程)
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「猪ノ子峠(猪子峠)」を経て「大円下所多尊磨崖仏」を訪ねる。
【猪ノ子峠】
お昼ご飯を済ませ、

田尻川を後に登坂開始。
看板には「この先幅員減少 大型車通行不可」の文字。

あれに見えるは

私の好きな桐の花。
写真は省略するけど、行く先々でセンダンも今が満開。

上って行くと「くりのみ園」(知的障害者通所授産施設)があって、

ここから峠区間(と、勝手に呼ばせていただく)開始。

パセラコンパクト(20×1.5)には程よいダート。
早速クルマが追い抜いて行った。
ちなみに、この区間で出会ったのはこの車ともう1台だけだった。

遠くにいい感じの集落が見える。
そしてその上には切り通しがある。
おおー、あれも越えてみたい!
と思って帰ってから調べたら「坂井峠」。
攻略済みだった。ホッとした。(嫌なんかい!)

「くりのみ園」が近くにあるだけに栗の樹もところどころに見られ、今がちょうど花の季節。

こっ、これは!
イノシシの糞と思われますっ!
この道はイノシシさんが普通に出てこられる模様。

いー雰囲気。
路面もそんなに厳しくない。

左に分岐。

振り返ると美味しそうな坂が。
Googleマップによると「摂津・田尻御所跡」がある方向。
まー、今日は堪忍しとったろか。

おもしろ可愛かったのがこの道祖神的な何か。
金属板に溶接ビードで「→」・「猪ノ子峠」と書かれている。
これぐらい自分で溶接できるといいなー、と関係ない所に感心したり。
と、これを書くために【序章】でご紹介した参考記事を読み返して気付いたのが、写真が随分被っていること。
全く意識したわけでも真似たわけでもないのでそのまま載せるが、ご容赦いただきたい。

猪ノ子峠征服の証拠写真。

緩やかな下りを楽しんで、

更に楽しんで、

ここで一旦終了。(一旦?)

道幅も広く舗装も綺麗な道を楽しく下り始めた目の隅に、看板発見。

戻ってみると、

「安徳天皇御霊蹟伝説地(来見山御陵墓)」。(クリックで拡大)
せっかくなので自転車を置いて、

さっきイノシシの糞を見かけたので念のため鈴を装着して、

良い感じの小道を歩くこと3分。

到着!

手前の墓標のようなものも御陵墓中央の石塔も真新しく、かつての姿は分からない。
神道のはずなので柏手でお参り。
自転車に戻りながら、「お墓の柏手は音立てたらダメだったっけ?」と独り言。

そこから少し下がると、道が直角に曲がり、

本日いちばんの荒れた路面。

それもすぐ終わって「アートレイクゴルフ倶楽部」の入口前を通過。

北摂サイクリストにはお馴染みの「野間の大けやき」
でトイレ休憩。
【野間峠へ】

平坦なエリアに別れを告げて野間峠に向かう。

気温は23℃。
ネルシャツの上に念のため羽織って出たベストは出発15分後にバッグの中の荷物になったが、
そもそももうネルのシャツで走る気候じゃないと痛感した。
その温度表示のすぐ下にあったのが、

「野間中石房 阿弥陀・六地蔵摩崖仏」。
ここを上るのは初めてじゃないが、今回初めて存在に気付いた。

なかなかいい感じの摩崖仏。
大円下所多尊磨崖仏を訪問する前の余禄になった。

説明板。(クリックで拡大)
ちょっと得した気分で登坂再開。

もうアザミが咲いている。

「大原天文台」?
帰ったら調べてみよう、と思いながらまだ調べていない。

途中にあった鳥居。これも今回初めて気付いた。
扁額には「奥ノ院妙見大菩薩」。
ここに神社があるのではなく、能勢妙見の奥ノ院入口を示すもののようだ。

今日はこの坂が少し厳しく感じられる。
途中の休憩の取り方が不味かったのか、補水を怠ったせいか。
筋力低下からは目を逸らすスタイル。

ようやく本瀧寺入口到着。
ここからS字カーブを2組やっつけると頂上の能勢隧道。
もうひと頑張りだ。

1組目。

2組目。

野間隧道到着。
今日一番しんどい峠が片付いたと思うと、トンネルが輝いて見える。
【大円下所多尊磨崖仏へ】

一気に下って「南ノ谷」バス停を左へ入った所。
前回通った道とは違うコースを採った。
あと少しで前回と同じ府道109号に合流、

というところで、あれは何だ?

場所が場所だけに、あれも摩崖仏では?
行ってみた。

何も彫られているようには見えないし、看板もなく花も供えられていない。
これはきっと… そう!「すとーん?」て呼んだら「へんじ」するあれやね。(ちゃう)
ここまで来ればもう多尊磨崖仏は目と鼻の先。

すぐ近くに見つけた「大円釈迦堂阿弥陀如来三尊笠塔婆」にも寄っておこう。

写真で見るといい雰囲気だが、結構勾配はきつい。
脚が上がり気味なのも手伝って、どちらかというと苦行。
でも負けずに上り切った。

ら、「大円釈迦堂 →」の立札。

その方向は草むら。(一応道)
今日は気温も高いし、虫とかヘビとか虫とか虫とか嫌なので、パス。

その裏手を確認したが、楽に行けそうな道もない。
元々の目的地じゃないし、今日は堪忍(略)。
ちなみに、帰ってから地図を確認したら、もう1本東側にきれいな道で行けるコースがあった模様。
下って、

今回3回目となるこの三差路を左へ。

先に2回見逃した際の視点で大円下所多尊磨崖仏を見ると、この状況。
意識して見ないと見逃すレベルでしょ。(自己弁護)

自転車を置いて、

大円下所多尊磨崖仏♪
立派。
やっぱり実物を見るといいね。

説明板。(クリックで拡大)
【帰路】

前回(2週間前)までチェリオの自販機にスポドリは無かったが、今回急に、どこのチェリオにも「セーフガード」が復活。
この自販機は110円だったが、企業努力で未だ100円の自販機を見つけて2回購入した。
10円をケチるのではなく、企業努力を応援するのだ。(結果としてケチる訳だが)
帰り道にもアジサイで有名な寺「久安寺」がある。
頼光寺の様子を偵察したんだから立ち寄るのが筋だが、ここに来るまで向かい風が強く思いの外疲れたので、

久安寺はパスしてその前を左に下り、余野街道のお地蔵さまと庚申さん。
ここもプチだが未踏コース制覇。

余野街道の説明板。(クリックで拡大)

ようやく出発地点近くまで帰ってきて、河川敷に座って

ジャングルマン(陸上自衛隊)でドーピング。
足の攣りと筋肉疲労が少し和らぎ、頭の方も少しだけスッキリした。
これでおウチまでは大丈夫だ。
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