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ブルホーンハンドルにグリップシフターやり直し【ギドネット滑り止め編】

ブルホーンハンドルにグリップシフターやり直し【延長パイプ編】の続き。
一連の記事で言っていた「いくつかの課題」2つめ。

k231025_01.jpg
吉貝/DIA-COMPE(ダイアコンペ)のギドネットレバーDC139のクランプ部分は、このような構造。
ステンレスのバンドをハンドルに通して、中央に見えているボルトで引き上げて締め付ける。

で、課題はというと、
言うまでもなく、①ギドネットレバーは曲がっている。
そして②引き上げボルトはプラスねじである。
また、ハンドルバーの直径はΦ22.2であるのに対し、③本来のクランプ径はΦ23.8である。

その結果何が起こるかというと、
①によって、レバーを握るとレバーのブラケットをハンドルの円筒周りに回転させる力が掛かる。
②のために、六角レンチやスパナで締めるより力が入れにくい。
③のせいで、ハンドルバーの円周にブラケットが密着しない。

k231025_02.jpg
③をもう少し説明すると、ブラケットのハンドル接触面は本来赤で囲った箇所。
写真下側の2か所は、それぞれ当たって2点当たりである。

一方、ハンドルに仮付けして上記写真上側の取り付け面を透かして見ると、
k231025_03.jpg
赤で囲ったところだけ接触して、黄色矢印の部分は空いている。

k231025_06.jpg
そこで、1点で当たっている中央部をやすりで粗方削ってから、

k231025_07.jpg
余っているハンドルバーに#220の紙やすりを宛がってレバーブラケットの取付面を擦る。
厳密には紙やすりの厚み分曲率半径アールが大きくなるが、元の点当たりよりましかと。

k231025_08.jpg
削り終わった。
2点当たりの部分も削っているのは、ヨシガイのアルマイトが固くて滑らかなので、面荒らしの意味もある。
この方がツルツル滑らないはずだという考え。

k231025_04.jpg
ついでに、元の日東RB006に代えて今回使う中古ハンドルも滑りやすい表面なので、レバー取付部に目印して、

k231025_05.jpg
こちらもサンディング。
この製品はあまり強くない塗装なので、ちょっと擦るといい感じに表面が荒れる。
「いい感じ」というのは、あくまでも滑りにくさの面で、である。

k231025_09.jpg
下拵えはできたので、引き上げボルトのねじ山にグリースを塗って組み立てる。
実はこれまで、緩みにくくする → グリース無しで組んで締め・緩めトルク両方大きくするという考えだった。
本来、ねじにはグリースを塗りボルト頭の座面の摩擦で固定するのがセオリーだったかな、と思ったのである。

k231025_10.jpg
ということで、組み立ててみた。
普通の感覚でねじを締めただけだが、緩みません♪(ふっふーん←得意げ)

さあ、大詰めになってきたところで、次の作業もお楽しみに。

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potaiko

Author:potaiko
関西在住のミニベロ=ちっちゃい自転車乗りです。
ポタリング/サイクリングの話題と自転車いじり(いわゆるカスタム)の話題が中心。
現在の愛車は5号車(こちら)、6号車(こちら)と7号車(こちら)の3台!

過去には、持ってるけど現在不稼働の1号車(こちら)、譲渡済みの2号車と3号車(こちら)、譲渡済みだがもうすぐ帰ってきそうな4号車(こちら)が存在している。

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