お庭の扉を作る【木工】
- 2023/01/06
- 23:28
この正月休み、ポタリングと自転車弄りの他に木工も楽しんだ。
失敗の共有も含めて、その一部をご報告。
「庭の柵に扉を付けたいんだよねー」と聞いて、
「作ったろか?」と答えたのが運の尽き。(安請け合い)
まー、木工も好きだからいいんだが。
プランとしては、角材で額縁(枠)を作ってパネルを張る。
額縁といえば45°にカットして接ぎ合わせるのが定番だが、加工や接合が大変。
強度面で考えると、枠への荷重の掛かり方はこう。

緑で示したヒンジで支えると、扉の荷重は赤矢印のように作用する。
ということで、木材を図で示したように組み合わせると、接合面を引き抜く方向の力が掛からない。
有り体にいうと、主に剪断力を受けるようにする。
つまり、ねじとか釘が抜ける心配がない。

組み立てやすさ(直角の出しやすさ)のために、金折れ(紫)を木ねじ(青)で留める。
耐久性を考えて、剪断力を受け止める長い木ねじを更に打つ。
図で見るほど現物は物々しくない。

実際の木材を並べてみると、こんな感じ。
突き出している分を鋸でカットする。
ホームセンターのカットサービスを使えば簡単に正確に切れるんだが、自分の部屋でじっくり考えながら進めたい性分なので、道具を工夫して切る。
※ここから失敗事例です

100均のステンレス取付金具を2枚と、長いボルト(+ナット+ワッシャ×2)を2セット、あと、廃チューブ。

このようにセットして、
※げんのう(トンカチ)は罫書き線に合わせるときの微調整に使用しました

ステンレス取付金具にピッタリ沿わせて鋸を引く。

きれいに切れた。

切り口を下にして床に立ててみたが、ほぼ直角に切れたのが分かる。(1本ミスったが)
これのどこが失敗なのかというと、

ご存知の通り、鋸刃を縦に見ると、Ⓐのように歯がチドリに反っていて、鋸引きでできる溝幅が鋸の腰(鋸身、本身とも)の厚さより広くなっていることで摩擦抵抗を抑えている。
ところが、ステンレス板に押し当てながら鋸を引いたために、Ⓑの赤線で示したように、片側の歯の反りが無くなってしまった。
そうすると、Ⓒのように溝幅が狭くなって、鋸を引く力が余計に要るようになってしまったのである。
≪正しいやり方は≫

最初に罫書き線に合わせて浅く切り込んでから、鋸を垂直に切り込んで行く案内として不用な角材を宛がって(実際には左手で押さえながら)引けばいいのだ。
もしくは、プラスティックの「のこぎりガイド」的なものが売られているから、素直にそれを買うといい。
………
反省タイム終了。

木材の端面と金折れの垂直面を面一に揃えたらシャコ万力で固定して、

キリで穴を開けてから木ねじを締め込む。

4本とも完了。
縦横で長さが違うので、間違って長いのと長いのをつながないように、小さく「L」と「S」を書いてある。

またまたシャコ万力で固定して、以下繰り返し。
剪断力用の木ねじとパネルの取り付けはご紹介するまでもないので割愛。
鋸を痛めてしまったのが文字通り「痛い」が、存分に楽しませていただいた。
持って行って寸法が合わなかったらどうしよう…
目下のところそれが心配。
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失敗の共有も含めて、その一部をご報告。
「庭の柵に扉を付けたいんだよねー」と聞いて、
「作ったろか?」と答えたのが運の尽き。(安請け合い)
まー、木工も好きだからいいんだが。
プランとしては、角材で額縁(枠)を作ってパネルを張る。
額縁といえば45°にカットして接ぎ合わせるのが定番だが、加工や接合が大変。
強度面で考えると、枠への荷重の掛かり方はこう。

緑で示したヒンジで支えると、扉の荷重は赤矢印のように作用する。
ということで、木材を図で示したように組み合わせると、接合面を引き抜く方向の力が掛からない。
有り体にいうと、主に剪断力を受けるようにする。
つまり、ねじとか釘が抜ける心配がない。

組み立てやすさ(直角の出しやすさ)のために、金折れ(紫)を木ねじ(青)で留める。
耐久性を考えて、剪断力を受け止める長い木ねじを更に打つ。
図で見るほど現物は物々しくない。

実際の木材を並べてみると、こんな感じ。
突き出している分を鋸でカットする。
ホームセンターのカットサービスを使えば簡単に正確に切れるんだが、自分の部屋でじっくり考えながら進めたい性分なので、道具を工夫して切る。
※ここから失敗事例です

100均のステンレス取付金具を2枚と、長いボルト(+ナット+ワッシャ×2)を2セット、あと、廃チューブ。

このようにセットして、
※げんのう(トンカチ)は罫書き線に合わせるときの微調整に使用しました

ステンレス取付金具にピッタリ沿わせて鋸を引く。

きれいに切れた。

切り口を下にして床に立ててみたが、ほぼ直角に切れたのが分かる。(1本ミスったが)
これのどこが失敗なのかというと、

ご存知の通り、鋸刃を縦に見ると、Ⓐのように歯がチドリに反っていて、鋸引きでできる溝幅が鋸の腰(鋸身、本身とも)の厚さより広くなっていることで摩擦抵抗を抑えている。
ところが、ステンレス板に押し当てながら鋸を引いたために、Ⓑの赤線で示したように、片側の歯の反りが無くなってしまった。
そうすると、Ⓒのように溝幅が狭くなって、鋸を引く力が余計に要るようになってしまったのである。
≪正しいやり方は≫

最初に罫書き線に合わせて浅く切り込んでから、鋸を垂直に切り込んで行く案内として不用な角材を宛がって(実際には左手で押さえながら)引けばいいのだ。
もしくは、プラスティックの「のこぎりガイド」的なものが売られているから、素直にそれを買うといい。
………
反省タイム終了。

木材の端面と金折れの垂直面を面一に揃えたらシャコ万力で固定して、

キリで穴を開けてから木ねじを締め込む。

4本とも完了。
縦横で長さが違うので、間違って長いのと長いのをつながないように、小さく「L」と「S」を書いてある。

またまたシャコ万力で固定して、以下繰り返し。
剪断力用の木ねじとパネルの取り付けはご紹介するまでもないので割愛。
鋸を痛めてしまったのが文字通り「痛い」が、存分に楽しませていただいた。
持って行って寸法が合わなかったらどうしよう…
目下のところそれが心配。
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