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木工の爪痕

先日ご報告した木工の記事で、鋸を痛める不適切な作業方法を共有させていただいた。

が、実はこれに留まらなかったのである。

f230106_02.jpg
くだんの記事に載せたこの絵の右上を拡大してみると、

t230114_13.jpg
こんな感じで木ねじが交差している。

一見成り立っていないが、実際には図の奥行方向にずれているので干渉しない

はずだったんですがねー。

順番に木ねじを打って行って、最後に右上の木ねじを打つためのきりを揉んでいると固くなった。
節だらけの粗材なので、あー、固い所に当たったんだなー、
と確かめもせずに、Φ2.5 のドリルに持ち替えてやってみたが、ゴリゴリと音を立てるだけで進まない。
「ゴリゴリ」言うって、それ節ちゃうやん!

t230114_03.jpg
錐を確認してみると、傷だらけ。(泣)

t230114_01.jpg
ドリルの先も刃こぼれしている。(泣)

実は、先に打っていた上向きの木ねじはもっと短いと思っていたので、奥行方向にずらしてなかった。
完全に私のミスである。(それ以外に誰のミスもあり得ないが)

包丁や切り出しナイフを研ぐのは難しくないが、錐の刃先角は 90°なのできっと難しい。
包丁の刃先角はもっと鋭角なので、多少研いだ面が湾曲しても切れ味は出せるが、4面を手で研ぐと鈍角になる可能性が極めて高い。(本職ならまだしも、素人が研ぐと刃の前後移動がどうしても円弧になる)

いわんやドリルをや、である。

買い替えるのは簡単だが、試しにダメ元で、
t230114_04.jpg
耐水ペーパーで研いでみた。
湾曲が出ても刃先角に影響しないように、縦方向に研いだ。

t230114_05.jpg
ギザギザが多少減ったかな?
まあ、相手が木なので、とりあえず使えるかもしれん。
やっぱり使えないとなれば買い替えよう。

t230114_02.jpg
ドリルもやってみた。
これはもう、「ダメ元」(ダメで元々)ではなく、「元ダメ」(元々ダメ)のレベルだけど。

t230114_06.jpg
一応外側の「カエリ」は無くせたが、すくい角が滅茶苦茶になっているのは間違いない。
こちらは普段アルミや鉄の加工に使っているので、使い物にならない可能性が極めて高い。

まあ、たまに木に穴を開けるぐらいなら使えるかな。
ドリルはもう少し良いのをあとワンセット持っているので、金属はそちらメインで。

ということで、今回の木工作業総括。
・納得いくものができた
・道具を 3つ(鋸、錐、ドリル)痛めた

………

が、
これだけでは終わらなかった!

現地に行って、丁番を木ねじで取り付ければ終い、と電動ドリルドライバーでグリグリ。
あれ?固い。
今度は本当に節に当たってる。
トルク調整を1段2段と強めて、舐めないように強く押し付けて…

ズルッ!

これだけ押し付けても舐めるか?

t230114_07.jpg
先端が変形してしまいました。(泣)

材質が柔らかいと嘆くのか、粘りのある材質で割れなかったのは素晴らしいと褒めるのか。
いずれにしても使い物にならない。
一応手で回すドライバーも持参していたので、取り付け自体は完了できた。
手首がしんどかった。

先端が変形したドライバーはさすがに直せないので、
t230114_08.jpg
買った。
プラス/マイナスが組み合わさったドライバービットってあまり無いのね。
しかも、長さ 50mm も ECサイトに見当たらない。

ので、両端プラス(しかも No.2 の同サイズ)の 65mm をゲット。
両端同サイズのプラスってことは、先を痛めたときの予備ってことやな。

t230114_09.jpg
元の 50mmビットだとチャックからの出代が短くて狭い所の作業がやり難かったが、

t230114_10.jpg
65mmビットは長いので、作業性は向上する。
怪我の功名。
どうせマイナスなんて一度も使ったこと無いし。

と、良いことばかりではなくて、
t230114_11.jpg
グリップの下にあるホルダーにきっちり収まっていた 50mm に対して、

t230114_12.jpg
65mm だと当然はみ出す。
神社の屋根の鰹木みたいな状況に。(ご利益あるといいな)

はみ出していてもキャリングケースには収まるので、問題なしとしよう。
作業性は向上したんだし。

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potaiko

Author:potaiko
関西在住のミニベロ=ちっちゃい自転車乗りです。
ポタリング/サイクリングの話題と自転車いじり(いわゆるカスタム)の話題が中心。
現在の愛車は5号車(こちら)、6号車(こちら)と7号車(こちら)の3台!

過去には、持ってるけど現在不稼働の1号車(こちら)、譲渡済みの2号車と3号車(こちら)、譲渡済みだがもうすぐ帰ってきそうな4号車(こちら)が存在している。

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