チェーン給油台帳

6号車（KHS P-20A）純正のチェーンは長持ちなのに、5号車（LGS－POP）に付けた並行輸入品や、7号車の純正品は殊の外早く伸びた。

いずれもKMCで、外観上は「Z8.*」っぽいが、6号車のチェーンは「X9」と同様にピン端面中央が窪んでいる。
そういう意味ではピンの表面処理に違いがある可能性もあるが、私のお手入れも疑うべきだ。

基本的に、メンテやサイクリングの際はサイコンのオドメーターを写真に残しているので、これをまとめた。
6号車の1,358kmや7号車の1,089km無給油は記録漏れの可能性もあるが、いや、多分実際そうなんだろう。

これを見ると、給油状態は7号車より6号車が過酷。
にも拘わらず6号車の方が長持ちしているんだから、やっぱりモノが違うんだろう。
5号車だけは雨の日も使うから給油頻度が（この中では）高く、これだけがウェットルブ。

そして、EXCELの1～8行目にゴチャゴチャあるのは、せっかくなので管理ツール化したもの。
どういうツールかというと、
左上のラジオボタンを選択すると、A8セル「次回給油」の時期が自動計算される。
乗る度に毎回注油するなら別だが、何回かに1回となると前回いつだったか調べるのが面倒でしょ。

薄緑の部分は「選択」、薄黄色は「入力」、水色は「自動計算」を意味している。
A7セルの「給油インターバル」は、チェーン洗浄しない人なので、注しすぎて油の団子ができないように長め。
それでもこれまでの最短インターバルぐらいなので、妥当と考えている。

2番目のラジオボタンをクリックすると、A8セルに6号車の次回給油時期が表示される。

いうまでもないが、3番目のラジオボタンをクリックすると7号車の次回給油時期に変わる。
1枚目の図で「ODO」がマイナスから始まっているのは、この前うっかりサイコンをリセットしてしまったから。

ここで、各セルの設定は、
A4「選択」：ラジオボタンに連動
A5「列」（数式）：「=A4*4-3」
A6「最終行」（数式）：「=MATCH(MAX(INDIRECT("c"&(A5+1),FALSE)),INDIRECT("c"&(A5+1),FALSE),0)」
A8「次回給油」（数式）：「=MAX(INDIRECT("c"&(A5+1),FALSE))+A7」

ここで、A5「列」とA6「最終行」は後述のマクロでも使う変数で、
A5＝各自転車のデータを記録している列の番号
A6＝最後のデータが記録されている行の番号
である。

なお、水色に塗っていないが、C,G,K各列の差分は、その行の「ODO」から直上行の「ODO」を減じている。

このツールの使い方は簡単で、
D1「日付」、D2「距離」を入力して、「記録」ボタンをクリックすると、

選択した自転車の最終行に、入力したD1「日付」、D2「距離」が記録されるというもの。

マクロ（VBA）のソースは以下の通り。

Private Sub CommandButton1_Click() ' ' 20230306 potaiko '給油日と距離を追記する ' '選択した自転車に対応する先頭列番号=cells(1,5)、記入済み最終行番号=cells(1,6) ' '書式と数式をコピーするため、記入済み最終行を直下にコピーする Range(Cells(Cells(6, 1).Value, Cells(5, 1).Value), Cells(Cells(6, 1).Value, Cells(5, 1).Value + 3)).Select Selection.Copy Cells(Cells(6, 1).Value + 1, Cells(5, 1).Value).Select ActiveSheet.Paste Application.CutCopyMode = False ' '日付と距離を追記して備考を空欄にする Cells(Cells(6, 1).Value + 1, Cells(5, 1).Value).Value = Cells(1, 4).Value Cells(Cells(6, 1).Value + 1, Cells(5, 1).Value + 1).Value = Cells(2, 4).Value Cells(Cells(6, 1).Value + 1, Cells(5, 1).Value + 3).Value = "" End Sub

ちなみに、マクロを起動するボタンは「ActiveXコントロール」の「コマンド ボタン」である。

「そんなもんマクロ作らんでも手動で打ち込んだらええやん」
ごもっともです。
手動でも大して手間がかからない作業だからこそ、マクロもシンプルなのだ。